TOHOシネマズ立川立飛 開業

本日開業したTOHOシネマズ立川立飛に行ってまいりました。

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立飛駅側から見たららぽーととTOHOシネマズ

立飛駅から見える距離にあり(フットサル上の奥側)、入口はららぽーと側です。私もららぽーとで昼食をとり、突っ切って行きました。

車の場合はららぽーとが提携駐車場となります。

TOHOシネマズ 立川立飛:アクセス || TOHOシネマズ

 

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入口

立川は言わずと知れたシネマシティに加え、(まだ行けていませんが)kino cinema立川髙島屋S.C.館もありますので、東京西部屈指の映画の街と言えそうです。

立川駅に近い既存2館と比べると、立川駅から2駅モノレールに乗る当館はアクセスがいいとはいえないところに位置していますが、ららぽーともあるので、ここだけで1日楽しむことができそうです。

 

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ロビー

入口の自動ドアと窓が広く取られており、壁の色もあいまって、明るいロビーでした。

写真には写っていませんが、入って右手に券売機やチケットカウンター、左手に待合やフライヤーの棚があります。

写真中央はドリンクバーです(400円)。映画をはしごする人にはもってこいですね。

TOHOシネマズ 立川立飛:施設紹介 || TOHOシネマズ

 

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フライヤー

 

初日のラインナップからは、BTS、欅坂、perfumeといった音楽コンテンツや、IMAXでのノーラン映画祭りといった点で、既存2館との差異が表れています。

また、シネマシティ爆音上映に対抗するかのような「轟音」上映が、TOHOシネマズ池袋に続いて導入されています。

ただ、個人的には『ソワレ』を見ることができとても満足です。すぐに売り切れていましたが、本日は『ミッドナイトスワン』の先行上映も行われています。上述の施設紹介ページにも下記のとおり記載されており、今後もその多様なラインナップに期待です。

多様なニーズに応えるべく上映作品においても人気のハリウッド大作や邦画をはじめ、日本の誇るアニメ作品、単館系と言われるアート作品などバラエティに富んだラインナップを上映いたします。

 

その他の写真 

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参考リンク

映画『ソワレ』 | 8.28 FRI Roadshow

映画より映画館

今年3月から1本も映画を見ていません。ただでさえ遅筆で、見たにも関わらず投稿する時機を逸している当ブログが、輪をかけて寂しいものになっています。

ステイホームなゴールデンウイーク。本来なら気になっていた映画をまとめてみる機会にもなったはずですが、まさか1本も見ないことになろうとは。

私は映画が好きである以上に映画館という場が好きなのかもしれないと認識させられました。

もちろん映画は中身(=作品)があってこそですが、劇場は作品との出会いの場であり、受動的ながらも大きな刺激を得られる空間です。中身と入れ物は不可分と感じています。

ミニシアターエイドは5月14日が期限となります。私自身はあえてこのように書けるほどの金額も支援できていませんが、劇場の灯が経済によってではなく上映開始とともに消える本来の姿に戻れるよう祈っています。

 

『ナイブズ・アウト』短評

2時間全く退屈させないテンポの良さ。テンポの良さで無理に切り抜けているというわけではなく、内容も作り込まれている。普通に転んだらこうなるかな、と思わせておいて、その都度その想定を外していき、話を進めていく展開は見事。

 

個人的には遺産相続で全員集めるあたりに『犬神家の一族』の要素を感じました。遺産相続が争いのタネとなるのは古今東西そうなのですね。

 

Jホラー、ヒュンダイ自動車囲碁といった東洋的な用語が盛り込んだり、アメリ現代社会の分断を描きつつそれに翻弄されるキャラクターがメーンとなっていくことで、大富豪という一見すると遠い世界の争いのようでありながらも、本作に登場する人物像や争いは、現代だれにでもありふれたもののようにも感じられます。

 

作品自体に深いテーマ性があるというよりも、純粋に楽しんで気分よく家路につける作品になっています。

WHITE CINE QUINTO 開業

11月22日、新しい渋谷PARCOがオープンしました。

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外は入場待ちの方で物凄い混雑でしたが、当ブログの目当ては映画館。

同時にオープンされたホワイトシネクイントに行ってきました!

 

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交差点側のエレベーターから8階へ。

 

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WHITEと冠するだけあり、映画館にも関わらず白い入り口なのがとても印象的です。

券売機2台と購買(物販と飲食類を兼ねる)が隅にあるだけのさっぱりした作り。

8階のフロアガイドを見ればその規模感がお分かりいただけると思います。

フロアガイド(8F) | 渋谷PARCO(パルコ)

 

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緩やかに傾斜がついており、前の人が気になることはなかったです。

 

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最初の上映「草間彌生∞インフィニティ」を見に行きました。

 

座席数108人+車椅子スペースというキャパシティに対し、20人も入場していなかった印象です。平日の朝で大衆娯楽作品でもないから仕方ないでしょうか。上映前で物販でグッズを購入するようなきちんとした草間さんのファンの方が何人もいたので、私のような劇場を見にきたようなミーハーとしては、少し恥ずかしくなりました。

 

上映前、最初に流れた映画の予告編は、シネクイント(旧渋谷シネパレスの方)で公開予定の「嘘八百 京町ロワイヤル」でした。あちらでは話題作も取り扱い、こちらでは文化的な作品を取り上げようとする劇場の意図が感じられました。

ホワイトシネクイントのコンセプトの一つとして「映画の枠を超えた“カルチャー”に出会える場所」が掲げられています。何か気づきが得られる場であることを期待しています。

 

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同じ階にはパルコ劇場。こちらは2020年1月24日柿落としだそうです。

 

参考リンク

WHITE CINE QUINTO|渋谷パルコ/シネクイント

PARCO劇場 | PARCO STAGE -パルコステージ-

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』短評

タラ監督知らないけれども

名だたる作品がある中で『ヘイトフル・エイト』しか見たことがないのに申し上げるのもおこがましい限りですが、正直タランティーノ監督作品といってもピンと来ない自分がいました。
冗長で暴力的という印象があり、勝手に距離を置いてしまっているのです。
しかし、本作は決してそのような決め付けが浅はかだと思えるような作りでした。確かに上映時間は長いが、冗長ではなく、暴力的でもない。

 

明るい芸能の世界にある切なさ

なにに惹かれたか、それは「切なさ」でした。

 

  • 行き詰まった人生と向き合う姿 

リック・ダルトンレオナルド・ディカプリオ)は落ち目の俳優であり、自分の望まない形での出演が増え、あるシーンの撮影では台詞を忘れてしまう。
それでも、次のシーンの撮影ではアドリブも踏まえながら持ち得る力を生かして見事な演技をする。

自分の望むように立ち行かなくなることについては身につまされるような思いで見る年齢になってしまったのだなぁと実感させられる。この気持ちが分かる人こそ見るべきかもしれない。この難局に対してある種自分の経験で乗り切る姿は、レオナルド・ディカプリオの演技力が説得力を持って示しており、こみ上げて来るものさえある。

 

  • 二人の関係性

頼りないリックに対して、クリフ・ブース(ブラッド・ピット)はだけは、専属スタントマンという関係を越えて。優しさという意味で母のような、ぶっきらぼうだけどどこかかわいげがあるところでは弟のようにすら思える。
一方、周りから良く思われていないクリフにたいして、リックは真っ当に接している。

大人になってこのような密接な関係を築くのは一般的には奇異ですけども、そのような関係があること自体はなんとも魅力的。
そしてその関係が金銭的に続かなくなり、そして結果的には終わってしまうことは言葉は足りないかもしれないが「切ない」のである。


衝撃の(?)ラスト

映倫のレーティングがPG12であることからも分かるとおり、結末は意外にもあっさりしています。そのことで、バイオレンス映画へと完全に傾倒することがないため、おだやかな悲しみに包まれます。
ただ、当時の映画への憧憬が深いほど、シャロン・テート(マーゴット・ロビー)にも感情移入できるのでしょうから、私のような一見さんには敷居が高いかなぁとも思わさせられました。

思いつきで見ただけでしたがばっちり揺さぶられ、個人的には意外な印象でした。

『記憶にございません!』短評

優しい世界

三谷幸喜作品らしい笑いは要所要所で描かれています。ただ、アメリカ大統領(木村佳乃)の演説しかり、黒幕の小物感しかり、対立軸に深入りしていません。見やすいとはいえますが、なぜ政治を舞台にした作品を描いたのかよく分からないまま、設定の大きさの割には特段カタルシスなく終わった印象です。

大きなことを成し遂げるためには、まずは身近なところを幸せにするところから始まる、ということはいえるかもしれません。

 

三谷作品への期待

初期の三谷監督作が大好きです。
一つのそこまで大きくない世界の中で、一つ一つのキャラクターをうまく繋げ、きれいな着地点に持っていく。ここ最近はそういう作風がなりを潜めています。それでも何か期待をして、毎度見に行ってしまいます。三谷脚本の舞台を見に行けば良いのでしょうか?

政界もこれをやって終わり、という世界ではありませんから、私が勝手に期待する作品像にはどうしてもなりえません。

 

政治的に正しい政治映画

思うに政治と大衆向けのコメディって、なかなか食い合わせが悪いですね。

政策的な成功を描くと政治色が強くなり、コメディにはなりません。本作で言及された政策は下記の通りですが、あくまで民に寄り添う姿勢を示すにとどまります。
・無駄な箱物をやめる
・消費減税を、法人増税により賄う
・米国から日本の農作物を守る

一方で、権謀術数を描くのは「身軽な」政治家像=記憶をなくした黒田総理(中井貴一)との両立が難しい。そもそも、権謀術数は十分『清須会議』の豊臣秀吉大泉洋)で描写済みです。

結果的に「政治的に正しい」=穏当な作品に落ち着くのは設定上やむを得ないとしか言いようがないですから、それでもある程度楽しめる作品になっていることは評価されるべきことでしょう。


最後に余談ですが、低支持率首相を描いた三谷脚本のドラマ『総理と呼ばないで』が、どのような帰結なのかは気になりました。

 

『カニバ パリ人肉事件38年目の真実』短評

パリ人肉事件のことすら知らず、ちょうど時間つぶしになる時刻に上映していたというだけで本作を拝見。途中で退出した観客がいたが、中盤のある描写は確かに私も面食らいました。

一見、おとなしく過去の人の今を映すだけかと思いきや、突如、人の裏側を映す恐ろしさを持つ映画です。そして、そのことさえ佐川一政氏は驚きもしないことには、恐ろしいというより異質な生物だと感じて思考を止めてしまうだけである。

「悪」というものがあったとして、それ以外は相対的に「善」と捉えてしまうとか、目の前でよき行いをしている人を「善」と捉えてしまうとか。

相対的に物事を見ていても、それだけでは表層を見ているにすぎないということを実感させられる作品でした。